おけいこごと
何のためにおけいこごとをさせるかと言ったら、集中してひとつのことをする喜びを知るためである、と今は断言できる。その意味では何でもいいのだ。
私はこのごろ、おけいこごとを始めたら続けなければいけないという気持ちも薄らいできた。ものごとを深く追求したり、ひとつの専門をきわめるのは、もっと大人になってからでいい。子どもは、どんなことでもいいから、深く感じて自己没入できる体験を持つことが大事なのだ。何かを体験し、体験したことで、自分が成長できること、それが大切だ。そういう体験があれば、その子は自信をもてる。
幼児からのおけいこごとに当初懐疑的だった私だったが、取材をしていくうちに、子どもが夢中になれるようなものだったらいいなという考え方から、ぜひ夢中になれるような体験をさせたいに変わった。
(『お母さんの「敏感期」』24頁

